冷たくて優しい先輩






日曜日、美味しいと評判のシュークリームを片手に、時計台の下で先輩を待っていると少し寝ぐせをつけた先輩が走ってきた。





「悪い!寝坊した」


「大丈夫です!先輩、寝癖ついてますよ」


ふふふと笑って、先輩の髪を触ると恥ずかしそうに撫で付けた。





「ほんとごめん。すぐ着くから」



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