冷たくて優しい先輩
「俺こそごめん。お前の気持ち分かってたのに、やっぱり欲張りになっていく。お前と向き合うと、好きなのは郁人だって突きつけられる気がして、ずっと避けてた。
本当はずっと俺のことだけ考えていてほい。俺だけ見ててほしいんだ。
そんなこと無理だって分かってるのに、思ってしまう」
「私が好きなのはヨウ先輩だけです。ヨウ先輩一人です」
夕日に照らされて
ヨウ先輩に抱きしめてもらったことは
一生忘れない。