冷たくて優しい先輩





「もーすぐクリスマスじゃん?予定、どうすんの?」




「あ~、まだ立ててないけど、多分、ヨウ先輩は家でクリスマスパーティするんじゃないかなあ。まだ弟の大翔くんも小さいし!」



「あんたは行かないの?」



「家族の日だし、さすがにお邪魔かなと思う……だから自分の家かな」




紗羽ちゃんは私の返事に面白くなさそうにふーん、と言って髪の毛をクルクル指に巻き始めた。



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