冷たくて優しい先輩



先輩からキュウリが好きと聞き、思いつく限りのキュウリの料理を詰めたのだ。



先輩はフリーズしたまま、瞬きもしない。



「あの、先輩?」


はっ!駄目だ。これはかなり怒っている…?



「す、すみません。勝手にこんなことして。な、直します!すみません!」


私がお弁当を片付けようとした時、手首を掴まれた。



「先輩?」



顔を上げると、先輩は大笑いしてきた。



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