先生と、ひとつ屋根の下
「ちょっと、沙紀ちゃん……!」
「いいじゃん!栞のおっぱい可愛い~」
「ひやっ…!」
露天風呂は岩に囲まれてて、
今は私たち三人の貸し切り状態。
「沙紀の胸大きすぎ。何カップ?」
「あたしEなんだよねんっ
あかりも栞もBでしょ」
「あたしCだから!こう見えても!
栞はBだよ」
「な…!私だって……!」
沙紀ちゃんくらい胸があったら………
見せても恥ずかしくない体になれるかも………。
……み、見せるって………
あーもう何考えてるの私は!!
タオルで顔を拭った。
空には満天の星空。
こんな露天風呂…初めて……。
「あれ?なんか浮かんでる…」
そんなとき、
あかりが見つけたのは、
見覚えのあるストラップ。
「何もついてないよ…何これ…」
あ、タオル探してた時に、
もしかしてリュックと一緒に取れちゃったのかも…
それで、タオルに挟まって……?
……って、
どうしよう、金平糖のチャームが無い………!