先生と、ひとつ屋根の下




───チャリ…




右足の先が、何かを踏んだ。





「‥‥‥あ‥‥あった………………」



「ほ、ほんと!?」










落としたと思ってた所から全然離れたところ。







本当に…よかった…………っ…





「わ…綺麗……金平糖じゃん…!」


「うん………探してくれてありがとう、あかり……沙紀ちゃん………っ」








無事、ストラップがみつかり、






リュックの中に大切に閉まった。





「寒っ…」

「当たり前だよ、髪も乾かさないで…
ほら、タオル。頭拭いて」


「うん…」





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