先生と、ひとつ屋根の下
一番の親友、角田あかり(カクタ アカリ)は、小学校からの幼馴染みで、
同じバスケ部の仲間。
頭も良くて、凄く美人。
「大変だったね……栞…」
「うん……心配かけてごめん」
「心配なんて、かけてナンボでしょ!お互い様だよ、あ、そうだ!
あのね、栞が休む前に立てたバスケのフォーメーション、あれ一昨日の練習試合で活用してみたんだけど、凄くいい感じだったの!
点差もいつもより開けてたし。
あとは栞が来たら完璧だねって話してた!」
あのフォーメーション……役に立ててよかった…!!
「さすが栞だよね、まったくさ~!
もう、部活も復帰できそう?」
「ああ、うん!明日からまた行く!」
「おー青木!おはよう」
栗原“先生”の声。
「おはようございます」
“生徒”としての挨拶。