先生と、ひとつ屋根の下





心の声が、自然に漏れちゃう………。




「栞、やっぱ今すぐ薬飲め。
…俺が焦るわ」



「え……?」





ふふふ………しおり、だって………





嬉しいな…………



あーあ…、先生が、私と同じ年だったら、



みんなに先生のこと好きだってこと言えるのに……


両想いになったよ、って、言えるのにな………………







「飲ませてください………侑都くん」






どうしよう…………



甘えたい気持ちが………押さえられない………。






「…ばーか。」







キャップが開いたペットボトル。





「ほら。栞、口開いて」






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