先生と、ひとつ屋根の下
なんだか、変な感じ…。
笑っちゃいそうになるのを必死にこらえた。
「久しぶりにクラス全員揃ったなー。」
朝のホームルームの後、
栗原先生に呼び出された。
「悪い、今朝は。バタバタしてて。」
「いえ…!先生も、忙しかったのに朝食作ってくれてありがとうございました」
「あんなの作ったうちに入らないけどな。
ところで、分かってるとは思うけど、
俺と暮らしていることを他言すんなよ。」
「分かってます。
誰にも言いません」
「うん。あと、これも。」
渡されたのは、体育祭の要項だった。