先生と、ひとつ屋根の下




なんだか、変な感じ…。




笑っちゃいそうになるのを必死にこらえた。







「久しぶりにクラス全員揃ったなー。」




朝のホームルームの後、


栗原先生に呼び出された。









「悪い、今朝は。バタバタしてて。」



「いえ…!先生も、忙しかったのに朝食作ってくれてありがとうございました」



「あんなの作ったうちに入らないけどな。
ところで、分かってるとは思うけど、


俺と暮らしていることを他言すんなよ。」



「分かってます。
誰にも言いません」



「うん。あと、これも。」



渡されたのは、体育祭の要項だった。



< 19 / 544 >

この作品をシェア

pagetop