先生と、ひとつ屋根の下






納骨以来のお墓参りで、



身寄りもいないし、親戚付き合いはほとんどしていなかったから、



「花…?」



私たち以外に誰かがお墓に花を供えていて。








「あら………?
もしかして、栞ちゃん?」










バケツを持って、




こっちに来る女性。





私の名前を知ってるようだけど……




私、わからない………





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