先生と、ひとつ屋根の下
「まさか…。でも、私も耐えられないかもしれない。」
だって栗原信者がたくさんいるから……
「大丈夫だよ。そんなネックレスつけてるくらいだし。
栞は俺のものだって証じゃん、そんな堂々として」
あ、ほんとだ、見えてた……!
「そんな好き合ってるなら、
何があっても大丈夫だと思うよ。」
「うん…ありがと、あかり」
そして、正月に入る前に、
あまりにも急な引越しで。
「じゃあ、栗原さん、栞ちゃんが今までお世話になりました」
「…はい。
じゃあな、青木」
「今までありがとうございました…栗原先生」
私と先生の結婚生活は、
幕を閉じた。