先生と、ひとつ屋根の下
「今日はちゃんと部活行けよ」
「いつも行ってます!
…でも、どうして………私が今日から最後まで部活出来るって言ったんですか?」
「あの人…仕事じゃなくて、
男の人と一緒に夜遊んでるの見たから。」
「え………美弥子さんがですか」
「男と遊ぶために自分の子供をお前に押し付けて、許せなかったから電話した。
おせっかいかもしれなかったけど……」
「いえ………、ありがとうございます。
夏期大会こそ頑張らなきゃいけないので、
部活に集中できます………」
「ん。……お前…あの人に、何か酷いこととかされてない?」
「大丈夫です。じゃあ、先に教室戻ってますね」
……私の心配なんてしないでください。
お願いだから………
先生を好きな自分を忘れさせてください。