先生と、ひとつ屋根の下
ひとりぼっち
「ねえ栞ちゃん。あのね、私、再婚しようと思うのよ。雄太のためにも。
どうかしら?」
………その人とずっと会ってたってことですね…。
「美弥子さんがいいなら、私は全然構わないです。」
「そうよね!よかった。
あとね、悪いんだけど、彼、早速ここに住むことになると思うから、栞ちゃんの荷物とか雄太の部屋に置いてほしいの。ダメかしら」
「………いえ、全然。大丈夫です。」
「よかった~」
また、私の居場所はどんどん無くなっていくんだろうな。
でも、雄太くんと仲良くなってきたし、
なんとかなるよね。