先生と、ひとつ屋根の下





「ちょっと…本当に大丈夫なの!?」




「うん……もうちょっとで、薬効くと思うから…。」










薬を飲まないと、




食べ物が胃を通りすぎてくれない。





「この生活に慣れるまでの辛抱だから。
慣れればきっと具合がよくなるし、胃薬飲めば大丈夫だよ」




「もう栞は…。」







部活中は痛くなかったはずの胃が、



少し痛く感じて。



部活が始まる前に、



水道で薬を飲んだ。



「あれ、青木」






せ、先生…!?





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