先生と、ひとつ屋根の下







大会二日目の朝。





雄太くんだけが、



私より先に起きていた。





「おはよう、雄太くん」



「おねーちゃん、おなかは?」



「大丈夫。薬も飲んでいくし!」



「………がんばってね。ぼくも、おうえんにいきたいんだけど、ママとおじさんがきょうおでかけするからいけないの」



「雄太くんの気持ちはちゃんと届いてるから、頑張れるよ。
じゃあね!行ってきます」



「いってらっしゃい………」










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