先生と、ひとつ屋根の下





「栞…!」






パスを受け取り、



ゴールまでドリブルで進んでも、



焦ってシュートが入らない‥‥っ‥







…………なんてこんなことで私焦ってるんだ………






格が違うのは当たり前の大会なんだし……!!






インターバルに入って、


しっかりと息を吸った。



「‥‥ごめん、寝不足で、私が一番動揺してた」


「うん、栞らしくないなって思ってたよ。
でも、自分で気づけるなら大丈夫だから。まだ時間はある、逆転なんて容易に可能だよ。頑張ろう!」




あかりの掛け声に、


みんながうなづいた。





< 427 / 544 >

この作品をシェア

pagetop