先生と、ひとつ屋根の下
『あ、うわっ、す、すいません、あの…』
「どなた…ですか?」
『この携帯、栗原先生のなんですけど、忘れて帰ってしまったみたいで…。』
ってことは………生徒…!!?
『あ、その…栗原先生の自宅で間違いないですよね?よかったら、伝えておいてください。3年の学年主任に預けたって。それじゃっ』
勢い余って切れた電話。
どうしよう、
私、声………
ってか、電話に出ちゃったよ………
それもそうだけど……
先生、携帯忘れてたのか。
先生が忘れ物なんて珍しい……。