先生と、ひとつ屋根の下
痛みで気を失っていたのか、
目が覚めたら、
外は真っ暗だった。
棚の上に、
フルーツバスケットが置いてあった。
教頭と学年主任のか……?
「先生!」
「‥‥‥栞?」
「起きたんですね。まだ痛みますか?」
「少しだけ………」
だけど、
心持ちは良くなった。
「夕食、食べれそうですか?」
「ん…食べさせてよ」
我ながら、恥ずかしいけど………
「いいですよ。甘えてくださいっ」
その笑顔は、反則なんだけど‥‥‥
「ベッド、起こしますね」