先生と、ひとつ屋根の下
2日目
次の日。
きちんと飲み物も買って、
絶好調の朝。
「沙紀ちゃん、昨日はごめん!!」
「あたしこそ…!
あたし、昨日よりいっそう動くから!無理しない程度に頑張ろ!」
「うん!」
男女ペアも難なく買ってくれたから、
私はここにいることができる。
「っていうかさ、昨日の栗原センセ。」
「ん?」
「栞を抱きかかえたとき、あり得ないくらいかっこよかったの!」
あたしを、抱きかかえた…?
「あれ、覚えてない?
栞の意識がもうろうとしてて、先生がおんぶさせようとしたけど無理で。栞身長高いけど、そつなく抱きかかえてさ~!」