先生と、ひとつ屋根の下
*bride11

担任






「栞おはよう。」


「おはよう、あかり」


「栗原先生、聞いたよ。昨日、全校集会で生徒指導部の先生とか教頭とかが喋ってた」



一日ぶりの学校。




やっぱりクラスのみんなは、若干まだそわそわしてるみたい………。





「意識が戻ってないって聞いたけど……」


「ううん、昨日の朝には戻ってきたんだ……。」



「そっか…!よかった……」







朝のホームルーム、





栗原先生の代わりに来た先生は、他学年の女の先生だった。






「栞あのさ、……噂で聞いたレベルだから真に受けないでほしいんだけど…」





あかりが、耳元で言ったのは、





「…栗原先生、担任降ろされるらしいんだって」












「………え………」





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