先生と、ひとつ屋根の下




────────────………‥‥

コンコンっ

病室のドアをノックして、


「どうぞ」


先生の返事で、二人で入った。



「…ぅおっ」


「こんにちは!」


「……なんか久しぶりだな、角田」


「そうですね、二日ぶりです」




先生の顔色が、少し悪そうだった。








「もしかして、具合悪いですか…?」



「あぁ…うん、少し。大丈夫だから。」



また、痛くて気を失ってたんじゃ………




「でも本当に、凄い怪我ですね…先生」



「はは…うん。…他の人達は…?元気?」



「はい。今日男子が一人風邪で休みましたけど」



「‥‥そうか」




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