先生と、ひとつ屋根の下
ご飯を食べながら、
「青木、今日吉町に告白されてなかったか?」
そう切り出された。
「お前は……吉町といれば、楽しそうだし」
「え……?」
「今日のリレーも、二人揃って凄かった。他のクラスからも視線集めてたぞ」
なんでだろう。
誉められてるのに……嬉しくない。
「……ごめんな、結婚なんかして。
お前から恋愛の自由を奪って」
「そんなこと………!」
「この話はもういいよ。
別に、お前が誰を好きでもいいから。
なんなら吉町と付き合っ……」
「この話もうやめましょう。……体育祭、先生に借り出されて楽しかったです。」
「はは。うん。バスケ部とか、ぱっと青木が浮かんだから」