お前、俺のこと好きだろ?



「た、高畑くんは勿論だけど……貴音も佐田くんも……います、よ?」



私は、チラチラ後ろを見ながらそう言った。



高畑くんは、軽くフッと微笑みながら私の耳元に顔を寄せてきた。



「俺がいるじゃん……ね?」



「ひゃっ……!?」



だ、ダメだよ……!耳元でそんなこと言わないでよ!


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