お前、俺のこと好きだろ?
そんなことを思って、頭を抱えていると、とんでもない発言が私の耳に入った。
「私は、橘さんがいいと思いまーす」
「なっ……」
「じゃあ、みんな橘でいい?」
委員長がそう聞くと、クラスメイトはみんな頷いて肯定している。
「まっ……待って……」
「橘、いいよね?」
「……は、い」
委員長の怖い笑顔に咄嗟に返事をしてしまった私。
「じゃあ、決まりで」
やっ……やりたくないのにぃぃぃ〜!!
私のバカぁぁぁ〜〜!