お前、俺のこと好きだろ?



でも、いまになると、私はその何もかもが拒否していた。



「あのさ、俺……やっぱり」



と、


拓海くんが、何かを言いかけたとき、拓海が掴む逆の腕を思い切り引っ張られた私。



「きゃっ」



「何してんの、先輩」



最近知った、拓海くんとは全然違う居心地の良い匂い。


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