お前、俺のこと好きだろ?
何があっても絶対に、俺を選べ
“告白宣言”をして5日目の休み時間。
「ねぇ、今日金曜日だよ?もう告白したの?ねぇねぇ!」
「声大きいよ貴音!」
相変わらず、声の大きい貴音を睨んでそういった私。
告白なんて……あんなことがあったんだから、できるわけないじゃん。
今日、拓海くんがまた廊下にいるのを見つけた。
拓海くん、一つ上なのに……まだ、私に何かあるのかな?って思ったら、
私のことなんて視界にも入ってないような感じで、違う女の子に話しかけていた。