お前、俺のこと好きだろ?



【 葵side 】



昼休み。



遅い。



何がって?



小春が。



「……何分待たせんの?」



あの野郎、屋上来た瞬間、



「ご、ごめん、高畑くん!遅れちゃった!」



バンッと勢いよく屋上の扉が開いて、真っ赤な顔で息を切らしながら俺の元までくる小春。


< 257 / 376 >

この作品をシェア

pagetop