お前、俺のこと好きだろ?



さっさと、会計を済ませた高畑くんは、また私の手を繋いで、歩き出す。



「えっと~……高畑くん?」



「なに?」



「これから、どこ行くの?」



もしかして、もしかすると……もう、帰るのかな?


まぁ、何度も言うけど、目的は高畑くんのピアスだもんね……。



「は?何言ってんの?これから、ピアッサー買って、俺ん家だろ」



「……はい?」



「小春、穴開けんだろ?」



……っ、そうだった……。
こらから、痛いことするんだ私……しかも、自ら……。


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