お前、俺のこと好きだろ?



「とりあえず、やるか」



高畑くんは、ピアッサーを出してそう言った。


高畑くん、ピアッサー買っておいてくれたんだ……って、そんなことは今どーでもいい!


これから、痛いんだ……っ。



「ねぇ、一瞬?」



「さぁ?」



高畑くんは、また素敵に笑ってそう言った。
っ、なんなのその笑顔。
ドキドキする。いろんな意味で。



「や、やだよ……やっぱりやめよ?」



「さっきまでの威勢どこいったんだよ」



だって……やっぱり痛いのは怖いよ。


血って、出るのかな?


痛いよね……?


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