お前、俺のこと好きだろ?



「勇気ないとか、元からだし。やっぱり、告白なんて私には……無理だよ」



「それ、本当に言ってる?ケーキどうするの?」



貴音は、本当に私がケーキに惹かれて告白すると言ったとでも思っているのだろうか。



「ケーキとか本当は、どーでもいいんだよ。高畑くんと決着つけたくて、言い訳してただけだよ」



さっさと、区切りつけたいもん。
このまま、高畑くんの隣にいても………苦しいだけだよ。


< 316 / 376 >

この作品をシェア

pagetop