お前、俺のこと好きだろ?
*
1時間目の生物の時間。
暇で仕方なかった私は、とりあえず高畑くんのことを考えることにした。
はぁ…自信持つって言っても、どうすればいいんだろう?
高畑くんを、もう1回デートに誘うとか?
ううん……絶対、高畑くんの重荷になるもん。
それだけは、絶対やだ。
────小春のことを一生面倒見てくれるのって、あの人くらいよ。
……っ、頑張らないと。
頑張って頑張って、くらいつかなきゃ。