お前、俺のこと好きだろ?
連れてこられたのは、昨日と同じ空き教室。
また、髪を引っ張られる……?
それとも、もっとひどいことされる……?
私の前には、昨日よりも減った女子の人数。
それには少し安心するけれど、体が震えるのに変わりない。
「あんたさ、ちゃんと別れた!?」
「えっ……あっ……いっ……た……!!」
昨日と同じ先輩に至近距離で叫ばれ、私は驚いて後ずさると後ろにあった机に躓いて転んでしまった。