Soul Lovers2~あなたの笑顔を守りたくて~
直に七倉さんの温もりが伝わる。
吸い込まれそうな力強い眼差しに、目が離せない。
「雛子ちゃんが雛子ちゃんでいる限り、俺はずっと好きだから」
綺麗な声が、私の鼓膜を震わせる。
繋いだ手から、七倉さんの優しさが伝わる。
強い眼差しに、耐えられないくらい心臓がドキドキする。
もう何度、この手を繋ぎ、
見つめ合い、
七倉さんの声を聞いたか分からないのに、
未だに慣れなくて、
全身が火照ったみたいに熱くなる。
「私も、どんな七倉さんだって大好きです」
もどかしいくらいに言葉が足りないけど、溢れる想いを口にする。
「参ったな」
手で自分の口を覆って、そう言った七倉さんは、その手を私に伸ばして、私の頭をすっぽりと抱き締めた。
「何度、俺を殺す気?」
抱き締められた腕の中、恥ずかしくて、顔をあげることができなかった。