Soul Lovers2~あなたの笑顔を守りたくて~
兄マッシー
―side nanakura―
雛子ちゃんを家まで送った後、マッシーさんのことが気になってコーギーへと戻る。
雛子ちゃんが見ている前で、かっこ悪い姿は見せられないと、ついマッシーさんを完膚なきまでに叩きのめしてしまった。
「機嫌、最悪だろうな」
夜道に響いた自分の声が予想以上に間抜けで、思わず苦笑した。
思えば人生の転機には、いつもマッシーさんが絡んでいた。
初めてコーギーのドアを開けた日。
ステージの上、何故か四つん這いになって、ハイヒールを履いた女性に背中を踏まれて喜んでいるマッシーさんの姿が目に飛び込んできて、
あまりの衝撃に、その後の数十分の記憶が飛んだ。
そして気がつくと、なぜかマッシーさんが目の前にいて、浴びるほど酒を飲まされた。
飲んでも飲んでも酔わない俺に、
「お前、気に入った。今日から俺のダチだ」
なんて、どっかのアニメの主人公みたいな台詞を吐いたマッシーさんは、白目を剥いてぶっ倒れた。
雛子ちゃんを家まで送った後、マッシーさんのことが気になってコーギーへと戻る。
雛子ちゃんが見ている前で、かっこ悪い姿は見せられないと、ついマッシーさんを完膚なきまでに叩きのめしてしまった。
「機嫌、最悪だろうな」
夜道に響いた自分の声が予想以上に間抜けで、思わず苦笑した。
思えば人生の転機には、いつもマッシーさんが絡んでいた。
初めてコーギーのドアを開けた日。
ステージの上、何故か四つん這いになって、ハイヒールを履いた女性に背中を踏まれて喜んでいるマッシーさんの姿が目に飛び込んできて、
あまりの衝撃に、その後の数十分の記憶が飛んだ。
そして気がつくと、なぜかマッシーさんが目の前にいて、浴びるほど酒を飲まされた。
飲んでも飲んでも酔わない俺に、
「お前、気に入った。今日から俺のダチだ」
なんて、どっかのアニメの主人公みたいな台詞を吐いたマッシーさんは、白目を剥いてぶっ倒れた。