花火の涙
だけど准は、やっぱり唯君のことを、目で追っていて
唯君が、他の女の子と仲良く話していると、

悲しそうな顔をする。

やっぱりまだ好きなんだなって思うけど

それは、准には言わない。
きっと自分で気がつかないと意味がないと思うから。

−ガラガラ−

教室のドアが開いて、唯君がヒョコっと顔を出した。

「じゅ、准。ちょっといいかな?」



「あ、うん。」



2人は、教室を静かにでていった。


なんだかんだ言って、仲直りするんだろうな、

そんな気がする。
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