夕やけ雲
ストレートな告白に、胸が高鳴る。
かえすことばなんか、ひとつしかない。
「……はい、つきあってください」
しあわせすぎだよ……。
なんだかあたし、夢をみているみたい。
「てか、こんな俺でいいのか?」
「“こんな”じゃない。光輝が、いいの……」
あたしがそう言えば、光輝はうれしそうにガッツポーズをした。
さっきから、おたがいの顔が真っ赤。
「あゆちゃんなに?照れてんの〜?顔が真っ赤になってっけど」
「なっ……!光輝だって!」
「ばっ、夕日のせいだろっ」