君が好き~16歳ママの恋~
「お前は、どうしてそんなに詳しいんだ?」
うわあ、めっちゃ疑ってる。
「なんでって、オレ、華恋と付き合ってるから」
「は?!」
「ちょっと……」
華恋が止めようとしてる。
あー、この無表情、こわしてえ。
「な、華恋?」
「ちがっ……」
まだ否定する気か。
よし、いつもの仕返しだ。
強引にキスをした。
「何が違うって?」
やべえ、楽しい。
華恋、無表情壊れてるし。
今はめっちゃ赤くなってる。
「こういうこと」
オレの勝ちだな。
「オレがクラスの集まりには参加するなって言ったから、華恋は全部断ってるわけ。
オレ、独占欲強いからさ」
これなら、華恋も断りやすくなるだろ?