君が好き~16歳ママの恋~


話を聞くと、日向は医者の免許を取り、実家である橘病院に就職したらしい。


本当はもっと落ち着いてからとも考えたが、私の連絡先を知らなくて焦って、迎えに来たって話してくれた。


「華恋、改めて言うよ?」


「うん」


「これからは、華恋も夢羽ちゃんも、絶対に誰にも傷つけさせない。

だから、結婚してください」


「はい」


迷わずに日向の腕の中に飛び込んだ。


反応に困っている夢羽に手招きして、3人で抱きしめあった。


これからどんな日々が待っていようと、絶対に乗り越えよう。


これからも、夢羽を守らなければいけない。


世間の冷たい目から。


でも、日向がいるなら、どんなことにでも耐えられる気がする。


24歳ママ、やっと、落ち着きました!






END
< 64 / 65 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop