君が好き~16歳ママの恋~
翌日、無事に散歩を終えて帰宅した私は、夢羽と遊んでいた。


「まま、みてえ」


夢羽はまだ1歳だ。秋で2歳になるけど。


私たちが当たり前だと思っていることも、夢羽にとっては、驚きの連続みたい。


今日も、庭で何かを見つけて、うれしそうに持ってくる。


それは、小さな丸い石だった。


「どこにあったの?」


「あんねぇ、おにわにあったの」


「いいものを見つけたね」


「夢羽ちゃん、何を見つけたの?おばあちゃんにも見せて」


「いいよお」


その小さな石が、夢羽にとっては、宝物のようだ。


ゆっくり歩いて、お母さんに届ける。
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