彼の情事私の事情
引目を感じたのか
仁王立ちもなくなった代わりに
妙に甘えて来はじめた
これが、塔ノ沢の思索とは、思わなかった。
甘えて菫の気を引いて
ナンパした女性と・・・気の向くままに・・・・
ナンパに失敗すれは
菫を呼び出しては・・・・
「こんな事ばかりしないで普通にデートしたいと思います、その方が楽しいけど、ダメですか?」
「デートやドライブだけの付き合っている女がいる」
「たまには、レストランに行きたい」
「それもいるから」
「私の立場的に・・・」
「俺がナンパ失敗した時の捌け口」
「彼女って事もないんだ」
「これも、嫌いなやつには頼まない」
なんだか、いや
私がいるのに何もかも他の人って
でもいつかは、私だけの彼になってくれるって思っておかないと
惨めになるたけです