あたしの正義



「……始めるよ」

「いいけど」



生意気な態度だよ。
でも雛は撮影になると人が変わるんだ。
それがたまらなく面白い。


カシャ、シャッターを切る。
それと同時に雛の表情ががらりと変わった。


白にあった柔らかい笑顔
だけど可愛すぎずに綺麗さを持ち合わせるポージング。



抜群のスタイルの雛。
その雛にあってる白のワンピースはキラキラと光を帯びたように生き生きとしていた。



カシャ、カシャカシャ、
シャッターが鳴る。
俺の手によって最高の作品が出来上がっていく。


たまらなく楽しい。

俺はプロのカメラマン。
昔からカメラを触るのが好きだった。

だから今がある。

俺にっとてカメラは命と同等といっていいほどの大切なものだ。

だからこの職業では負ける気がしない。
俺が誰よりもモデルを引き立てる写真が撮れる。


だから任せてよ。
俺が今雛を最高なモデルへと変身させてあげるから。






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