あたしの正義
雪音は俺がモデルをしているときからこの業界にいた。今も若いけどあのときはもっと若くて何にも知らないガキだった。
でも負けん気が強くて、誰よりも努力をしていた雪音は今も尚、覚えてる。
あれからでっかくなったな。
マジで頑張ったんだな。
でも雪音も悠里の下にいるみてぇだ。
逆らえないのが目に見えてる。
悠里も気づくのが早いわ。
雪音は将来大きくなるのがわかっていて、それが叶い、そばに置いている。
それがやっぱり気に入らない。
縛り付けて、離さない。
悠里は変わってしまった。
「雪音とは知り合いなほどではないです。ただちょっと揉めたってゆうか、」
「揉めた?は?」
ん〜〜!と頭を抱えだすアリス。
なにかと格闘してるみてぇだ。