あたしの正義
「どうしたんだよ。」
「いや過ちを犯してしまい、現実を受け入れたくないって自分と嘘だって信じてる自分が戦ってる。」
「…は?」
アリスはよく意味がわからないこと言ってくる。
それが今みたいなの。
ちょっと変なだよこいつ。
「とりあえずあたしは行きますよ。みんな集まってる。」
「おう。」
「じゃあ、」
ひらひらと手のひらをかざして、アリスはモデルの中に入っていく。
その背中は大きく見えたんだ。
「…………やべぇな。」
俺が招いたことだけど…ここまでワクワクするのはいつぶりだろうか。
俺が現役のときと似てる。
笑が止まらないわ。