あたしの正義
まだ止まない着信にあたしはとうとう泣き崩れた。
どんな顔でショーを見に来てるの?
どんなことを考えてきてくれたの?
なんでわざわざここまで来てくれたの?
あたしには到底わからない。
だって……ただのあたしの片思いだから。
〜〜♬
〜〜〜〜♩♬
そんなとき、あたしが知っている音が聞こえた。
思わず顔を上げて耳を澄ませてしまう。
まさか…まさかこんな風にあたしの曲を奏でてくれるなんて………。
無意識にステージに足を運んでしまう。
そして目にした光景。
「いくつもの煌めきにあたしは戸惑う。」
あたしの知っている歌詞。
あたしの込めた思い。
「それは余りにも綺麗すぎたから」
この曲はあたしの中の葛藤。
憧れ、そして、見えた世界。
それを表した曲。