あたしの正義


あたしは3人に向かって深くお辞儀をした。


「今日は本当にありがとうございました!!すっごく助けられました!!心の底から感謝します!!」

「ののかが迷惑かけちゃったみたいで悪いな。俺からもお礼を言う。ありがとう。特にそこにいる奴。」

「コラ!アリスさんをそこにいる奴なんて言わないの!」

「悪い悪い。」



本当に悪いって思ってるのかな?
事実、アリスさんには1番迷惑をかけてしまったから。



「お礼をされるのは好き。城ヶ崎さん、達也さんとうまくいってよかったね。」

「はい!」

「一つ言うけど、達也さんね、城ヶ崎さんの歌聞いて号泣してたから。」

「な、おい!!なにいって、「ほんとに?」

「う、」

「鼻真っ赤にさせてトナカイみたいだったよ。アハハ!!」

「わ、悪いかよ!だって嬉しかったんだよ!」

「ッ、達也!」

「な、おい!」




またぎゅっと達也に抱きついてしまう。
嬉しい。

達也が泣くほど嬉しかったなんて。




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