輝~ヒカリ~
そしていじめにあい始める2日前。
とうとう絢乃にまで避けられた。





朝、いつもの様に
のんびり食パンをほおばっていたうち。
3・2・1
8:00
あれ?
綾乃が来ない。
焦りを感じてつい食べるのが早くなって
8:03
にもうそとにでていた。





そとにも絢乃はいなくて、
不安なこころはどんどん
おきくなっていって
学校に着いたときには
もう心臓がおかしくなりそうだった。
絢乃の靴箱をみると、
もう外靴は入っていた。






なんでうちにこなかったの?
いま、絢乃に合ったら一番
聞きたい事。
なんで?
絢乃も、
絢乃も、
絢乃“も”なの?






うちのチェックリストのことは、
もう、絢乃にまでひろまっていた。
どんどん恐怖感を覚えだした。
このさきがもっと
はっきり
くっきり
みえはじめた。
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