誠の名の旗の元に~オレっ子少女の時渡り~
芹「ふっ奴が話したのは誠、お前のことよ。お前がどこから来たから、幼い頃何が起きたのかお前が来た意味は何か...
お前の母の名は徳川 春日父は水戸 朔哉どちらも徳川の血を引く者同士、その間に双子の赤子が生まれた。そのうち片方が和宮様の背中にあった傷そっくりの痣をも持っていたと聞いた。それが水戸 誠お前だと『ち、ちょっとまってくれ!』何じゃ」

芹沢が淡々と話していると左之が割って入ってきた


左「ちょっとまってくれよ、誠は佐藤 誠だぜ?水戸 誠って誰だよってか和宮様の傷そっくりの痣って……」

そう言って誠の方を見ると誠は目を泳がせ同様を隠し切れないと言った様子で座っていた

芹「水戸 誠殿?貴様はなぜこのような場におられましょうか?貴様は水戸藩か、もしくは本家に行かれた方が良いのではありませぬか?それか、天皇家へ」

完全に目上に向かって話すように自分に喋りかけてきた芹澤にどうしたらいいのか戸惑っている誠を更に芹澤は追い打ちをかけるように、『天皇家』という言葉を出してきた
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