誠の名の旗の元に~オレっ子少女の時渡り~
”わかった!教えるから”というと総司は誠の肩から手を放し”それでいいんです早く教えてください”といった


誠「江戸城と天皇様のとこに行けって」



手紙の内容全ては言っていないが嘘を言ってるわけではない
後、言わなければならないのは……



左「お?今度は別の文字で誠宛の手紙だぜ?なんだよ誠ぉ……もてもてか?土方さんみてぇだなぁ」


まだ別に手紙があるの?
てかなんで土方みたいなんだよ


誠「土方と一緒にしないでくれる?で、手紙ってどれ?」


誠が言うと”ほらこれだよ”と今度はガッツリ江戸時代の手紙であるとわかるような手紙を差し出された

それは多分誠が二人にいおうとしていたもので❝城からの書状❞だと思われるものだった


そう……書状

だと思うのだが……
文字がまるでミミズのようにふにゃふにゃと書かれていて誠には読むことができないのだ



読むことは出来ないのだが、何故かこの場にいる二人を頼ろうという気にはならずどうしたものか……と悩みつつ、読めないなりに読んでみようと書状の中身を取り出して広げてみた。

するとそこにはやはりミミズのような文字がつらつら……


"……どうしたもんか……"

心の中で言いながらため息を一つつくと左之さんは"取り敢えず、確認と片付けすんぞ"
と可愛らしいい桃色の扇子を手に取りながら言った。
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