誠の名の旗の元に~オレっ子少女の時渡り~
誠は恥ずかしさのあまり半泣きではじめに訴えた
するとはじめは手を離してくれた

一「済まない、少しからかいすぎたな。呉服屋に行こうか」

そう言って歩き始めたのだが


誠「視線が痛い...なんでこんなに見られてるんだ?」

町娘①「ちょっと!見てみてあの殿方とてもかっこよくない?」

町娘②「あら!ホンマやね茶色髪の方やろ?隣におるのって新選組の方よね?じゃぁあの殿方も?」


一「誠、お前やはり目立つな」

誠「不細工過ぎて目立ってるんでしょう」



誠は今自分を不細工と言ったがけしてそんなことはない
日本人にはありえない碧い目黒ではなく完全茶色の長い髪中性的な整った顔をしている。誠はとても美系である



一「...無自覚か?誠」

誠「何がですか」


誠とはじめがそんな会話をしていると町娘たちが寄ってきた

町娘③「あの!茶髪のお方、お名前を教えていただけまへんか?」


誠「...佐藤 誠です」

町娘④⑤「誠様!是非にうちらの団子屋へよって行って下さいまし!」

ワイワイガヤガヤ

あぁーなんか人がたくさん集まってきた...



誠「申し訳ございません。今は急いでいるので、また今度伺わせていただきます。」ニコッ



誠は少し怒りを混ぜてニコッと笑ってみせた。すると



バタバタバタっ




町娘たちが倒れた(笑)

今だ!そう思ってはじめの手を引き走りだした。
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