『“せんせい”のくせに。』


「先生!雪平さんが…っ」

『おい、美鈴。聞こえるか?』


この落ち着いた声は、圭太?


『聞こえたら俺の手、握って。』


その言葉に、弱く、でも確かに
圭太の手を握ったけれど

そのあと私は意識を手放したーー。
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